見積書ココをチェック
塗装工事において一番大切なことは、見積りを必ず複数社から取ることです。
あまり沢山の会社に見積りを取り過ぎても手間になるので、まずは3社程度の塗装会社に見積りを依頼することをオススメしています。見積書を提示してもらったら、わからないところは納得するまでトコトン聞きましょう!
説明するときの態度や見積書のわかりやすさも塗装会社選定の判断ポイントです。
下図は一般的な見積書の例です。塗装会社により仕様はさまざまですが、わかりやすく書いてあるのが肝心です。疑問に思う点は、納得のいくまで担当者に説明を求めましょう。
ミニ知識「塗装面積」 塗装面積は塗装会社によって若干異なります。
現地調査で点検をしながら、塗装する箇所の面積を測ります。これがお見積りの根拠となるのですが、塗装会社により測る方法はまちまちです。建築図面をもとに面積を算出することもありますが、建築図面と実際の建築物とが一致しないこともあり、完全に正確な面積を算出するというのは難しいようです。
たとえば一般的に、屋根の面積は勾配の角度から算出しますが、勾配の角度が正確に測りづらい場合は、「経験値」から割り出すケースが多いようです。各塗装会社の見積りが出そろったら、面積を見比べて、あまりにもその差が大きいようであれば、担当者に詳しく聞いてみるとよいでしょう。
ご契約に際して、少なくとも以下の10点が「工事請負契約書」にきちんと記載されているか確認しましょう。
1.工事の内容 2.工事期間 3.工事金額 4.支払方法 5.引き渡し日 6.保証の有無 7.契約解除の条件
8.工事の変更 9.瑕疵(かし)責任 10.アフターサービス
工期には余裕を! 一般的な戸建住宅の場合、1~2週間ほどが工事期間の目安となります。建物の大きさや使用する塗料により大きく変わります。雨が降れば作業を中止せざるを得ません。工事期間は少し余裕をもって組むとよいでしょう。
支払い方法を確認! 支払方法は後払いが主流のようですが、塗装会社によっては分割方式をとるところもあります。見積りの段階でしっかりチェックしましょう。契約書の支払方法が約束と同じものかどうかも確認しましょう。口約束はダメです。必ず文書で確認しましょう。