塗装工事の流れ
塗装会社選びから、契約、工事完了までの流れをご紹介します。事前に質問事項やチェックポイントなどを把握しておくことで、塗装会社とのやり取りもスムーズに進みます。
ここでは現地調査から実際の塗装工事、引き渡しまで、一般的な作業手順をフローチャートでご紹介いたします。見積書の内容や、塗装工事の作業手順をしっかり把握して、納得のゆく気持ちの良い工事にしたいですね。
1.事務局にお問い合わせ
まずは事務局にお電話またはメールでお客様のご希望をお伝えください。
事務局スタッフがお客様のお話を詳しくお伺いして、お悩みや疑問を解決いたします。
施工店紹介をご希望のお客様には、ニーズに合致した施工店を最大3社ご紹介いたします。
でも、塗装工事は雨漏りでもしていない限り、急いで行う必要はありません。決して安い買い物ではないので、お客様のペースでじっくりと検討することが大切です。
2.現地調査の日程調整
お見積りの作成には、建物の劣化状態をチェックすることと、塗装する面積の計測が必要です。
事務局スタッフがお客様のご都合をお伺いして、ご紹介する施工店と日程調整を行います。
建物の状態やお客様のご要望、お客様のご都合のよい日程をお知らせください。
事務局から最大3社まで、施工店をご紹介いたします。
3.見積りの比較検討
ご紹介した塗装会社より、現地調査の結果を踏まえた見積書が1~2週間の内に提出されます。
塗装個所や使用する塗料の種類、追加で発生する可能性がある工事など、分からない個所は担当者へしつこいくらいに確認しましょう。
それでも分からない場合は、事務局へご相談いただければ、分かりやすく解説をいたします。
4.塗装会社決定!
塗料、工程、工期、費用など、一通りの説明に納得し、担当者とのコミュニケーションがなめらかに進むことを確認できたら、塗装会社を決定します。
お断りがしにくい、という場合は、事務局がご紹介した施工店に関しては、事務局経由でお断りすることも可能です。
5.ご契約
提案内容に十分ご納得いただけたら、ご契約です。
ここでも契約書をよく読み、わからないところは詳しく聞いて確認しましょう。
6.足場かけ
的確な施工と作業員の安全確保のため、まず足場を組んでいきます。洗浄水や塗料の飛散防止のため、メッシュネットなどで覆い、養生をします。
7.高圧洗浄
ホコリや汚れ、苔などを洗い落とします。しっかりと洗浄をして、塗料と素材の結合を強いものにします。大切な下処理の一部で処理が不十分だと、塗り替え後の「ハガレ」など、不具合を起こす原因となります。
8.下地調整
外壁や鉄部のサビやハガレ箇所を処理した後、下地処理をします。鉄部にはサビ止めの塗布から仕様書に添って仕上げを、外壁ではひび割れのシーリング処理やはがれた塗料の除去、サビ止めの塗布などを行い、下地の調整をします。
9.塗装工事
下地調整後、仕様書に沿って下塗りから塗り重ねていきます。塗る回数は下地の種類や劣化の程度によって変わります。通常は下塗り→中塗り→上塗りの3回。
詳細は仕様書に記載されています。
10.養生外し・仕上がり確認・お引き渡し
いよいよ工事完了です。
養生を外し、仕様書と照らし合わせながら仕上がりを確認します。この段階で、仕上がりなどで満足の出来ないところは業者と良く話し合い、必要なところは手直ししてもらうようにします。
最終チェック時に足場を解体します。
ミニ知識「塗装工程」
外壁塗装では、下塗り→中塗り→上塗りと、一般的に3回の工程を経て3つの塗膜をつくります。
各工程ごとに所定の時間乾燥させてから次の工程に移ります。
(1)下塗り:既存塗膜と新塗膜の付着性を高めます。外壁部ではシーラー、鉄部ではサビ止めを使用します。
(2)中塗り:下塗りと上塗りの付着性や仕上がりを良くする工程です。戸建住宅では、上塗り用の塗料と同じものを使用することが多いです。
(3)上塗り:最終仕上げで美観を高めます。表面に模様をつけることも可能です。